札幌月寒高校マンドリンクラブOB会
50周年を迎えて
OB会事務局長が同窓会誌に寄稿したものです。


 月高マンドリンクラブは昭和28(1953)年に津田甫先生のもと同好会として設立されましたが、平成15(2003)年創立50周年を迎えました。
 マンドリンクラブではこれを記念し、去る平成15年6月28日(土)18時から札幌コンサートホール「Kitara」小ホールで50周年記念演奏会を開演し、453名定員のホールに410名という多くの聴衆を迎え、大成功裡に終了いたしました。これも学校関係者・同窓生各位のご協力とご尽力の賜物と感謝いたします。
 一昨年、50周年の演奏会を行うことをお知らせして、出演メンバーの募集、資金集め等の準備を行ってきましたが、多くのOBから大変好意的な応援をいただきました。また、出演も30名という多くのメンバーが集まりました。北海道内でも根室、函館、江差等の遠いところや、道外は青森、群馬、茨城など、皆さん集まってくれました。
 客席を見ると、当日お忙しい中温かいご挨拶をいただいた校長先生をはじめ、勝野先生、中嶋先生、堀先生など多くの恩師の皆さんに来ていただけました。また、同窓生であり放送局の顧問をされている梶原先生にはビデオ撮影をしていただき、アナウンスも放送局の生徒にお願いするなど、学校からも大変応援をいただきました。
 演奏会は、第1部の現役中心ステージで5名の現役部員が練習の成果を発揮し、第2部のOBステージでは、昔を思い出しながら皆久しぶりの演奏を楽しみ、第3部の合同ステージでは、14期の井筒さん(同窓会副会長)の指揮により白鳥の湖など、現役時代に皆で弾いた曲を演奏しました。また、第3部の幕開けとアンコールに月高の校歌を演奏、事前にOBや学校関係者に楽譜を配り、ホールに月高校歌の歌声がこだましました。
 演奏会後は、ホテルライフォートに場所を移して、「50周年記念祝賀会」と銘打った打ち上げを行いました。こちらにも50名以上のOBと、そして現役生徒も集まって大変盛り上がり、「60周年に向けて頑張ります。」という現役の力強い言葉も聞かれました。
 北海道の高校マンドリン界は、現在月高のほか、小樽の双葉高校、室蘭商業高校の3校しかなくなりました。そのような中にあって、マンドリンクラブの後輩達が活躍を続けるのを、いつまでも見守り、支えて行きたいと考えております。
 結びに、日曜日しかできないOBの練習に音楽室を提供してくださり、最大の理解者であった現顧問の宮尾先生に深く感謝申し上げるとともに、今後とも学校関係者の皆さんと同窓生の皆さんのご協力をお願いいたしまして、50周年の報告に替えさせていただきます。

(マンドリンクラブOB会事務局長)